知識好きで無欲な人ほど「実益」も考えるべき【物事がうまくいきます】
知識や技術をつけていくのが好きで楽しいという人は、損得を考えず追及したり、習得した事を無料で提供するのも好きだったりしますよね。
ボランティアでやった事が、有益に利用してもらえなかったり、逆にトラブルの元になったり。
私もそうでした。というか、全部、実体験です。
日本に帰国後、しばらく国際協力関連のボランティアをしていました。
しかし、給与をもらっても経済的自立は難しいと知りました。
通訳になろうと専門学校に2年通いましたが、仕事の紹介が全然ない学校でただ勉強だけでした。
海外での貴重な経験を、興味を持つ人たちに伝えていけたらと思い、英語関連のメルマガを発行したり、ブログを書き始めた事がありました。でも少しの間しか続きませんでした。
15年ほど前の事です。
結局ぜんぶ「実践」に結びつきませんでした。
「好きな事を」という気持ちばかりで、「利益を出す」考えがほとんど無かったので、仕組みが構築できず、継続できなかったのです。
当時の私は、感じ方を優先して、実益を考えていませんでした
- 知識は価値が高いと感じる
- お金の価値をそれほど感じない
- 時間の価値もあまり大切に感じない
自分は「 academic(学問的)」な事が好き、と思っていました。
でも、こういった考え方は、他の人に迷惑をかけたりすることもあります。
人の時間を大切にできなかったり、仕事の結果をきちんと出せなかったり。
その後、「収入を得る」ことを真剣に考えて、オフィスワークが自分に合っていると、外資系企業で働き始め、職場でのスキルアップをがんばるようになりました。
会社では「実益」の意味を考える事ばかりでした。様々なトレーニング等も受けさせてもらいました。
「実益」を考えると、ビジネス思考で考え行動するようになります
- 目的意識を持ち、効率的に実行して結果が出せる
- 仕組みを大事にして、構築もできる
- 「ビジネスルール」でコミュニケーションできる
このあたりが、自分が「実益」を考え始めた時に、できるようになったことです。
「ビジネスルール」とは、仕事をする上での共通認識で、業界や仕事の規模でも違うと思いますが、知っているととても効率的です。
プロの仕事を無料提供する時は、仕組みをきちんと
なぜ、こういった事を今書いているかというと、最近、久々にボランティアで翻訳をして、時間も人手もかけたのに(友人にネイティブチェックをしてもらいました)、ないがしろにされて、逆にトラブルの元になったという、悲しい経験をしたからです。
名前が表に出るような人だったのですが、芸術系の人で、感性で行動されているように感じました。
ビジネスのお話から入ったので信頼したのですが、最後は感情的な対応で、やはり無料提供は気をつけようと思いました。